創作をやりたい場合、何を知っておくべきか?00. 「人、自らの中にないものはアウトプットできない。」を実演してみる。
創作に必要なもの。
人によって、これは千差万別であろうかと思われる。
世界観が要ると云えば、キャラクターが要る、いい脚本が要る、
登場する小道具が要る、ものによっては強大な兵器が要る、
さらにものによっては物語に直接関与しない外部の人物を要する場合もある。
ただ個人的に思うのは、上記で上げてみたものは、
創作としてまとめられるまでの間に、材料として制作される。
或いは必要な要素として召集されるものであって、
それをまとまったものとして、見る側からすると関係があったりなかったり。
とこれもまた千差万別で大変にカオスな事この上ない。
…まあ今に始まったことでないので、特にどうこう言えるものでもないのですが。
それだけ大変に注目されうる要素を兼ね揃えたものを、
わたしは個人の制作でやろうとしていて、
なおかつそれを出す方法、場所等々の要素を自身の手で見つけ、
かつ手の届く範囲で始めんとすると、
上記に書き出したカオスに、さらにカオスを混ぜ込むような、
思考の渦巻きに身を投げ出すようなことを考えている。
とりあえず今回はそのカオスの渦巻きを、自身の備忘録的な意味も兼ねて書き出してみて、頭の整理をつけて、…また前に進める様に頑張れればいいなと思いまする。
…もちろんここで吐き出してしまって、作る意欲がなくならないように。
今回はその第一回。という事にしときまする。何回やるかはわかりませんけど。
一応は、結論を自らで証明するために長々と長文を打ち続けてます。
とりま、結論だけ欲しい人は今回の記事の下の方まで(ア
1.インスパイア(影響したもの)
と、先んじて。
創作をする側がどのようなものを見た結果に、どうこうする話を作りました。
なんて事までよくよく取り上げられては、話のやり玉に挙げられる事。
漫画・アニメの神様ならディズニーがーとか、
エヴァンゲリオンの監督なら特撮ガーとか、
はて、私が頭の中で温めているそういうのって、私が見てきたものの何をもって火が入って煮詰めていく事になったのか。ちょっとこの場で吐き出してみる。
ここで吐き出しておけば、…パクろうってんじゃないけども…。
創作に迷った時とかの道しるべに出来るかしらん。と…ちょっと出してみる。
人間は自身の中にないものを吐き出すことはできない。…らしいのであしからず。
まず、特撮。私が特に語れる話題かもしれない。
これは私からすると、子供のころからなじみのあるもの。
小さい頃から父がテレビの放送をビデオに撮っていて、しょっちゅう見ていた。
仮面ライダーなんかは、中学のころにリアルタイムでクウガ見てたのが懐かしい所。
古代の遺跡からよみがえった云々と現代人の奮戦。
古代の戦士の力を受け継いだ、利他の精神に命を懸けられる男の”伝説”。
個人的にはいつまで経っても人にお勧めしたい仮面ライダーですねぇ。
言葉にするよりも見てもらいたい作品、ってことで一つ。(ア
メタルヒーローは近年、戦隊や仮面ライダーなどとのコラボが出てきてて、割と人々が思い出す機会も増えているようで、個人的には見てたメタルヒーローがなかなかでなくてやきもきしつつも、いつか出てきてくれるんじゃ、と何処か期待。
あ、ビーファイターとか難しいかな。今政治家の人いるし。当時買ったインプットマグナム、まだ持ってる。
後、印象に強いのはブルースワットとか、小学の時に小学生向け雑誌とかで特集やってて、生物に寄生した宇宙生物が体を食い破って出てくるとか、出てくる悪役として出てくる宇宙人とかのデザインがやたら不気味で怖かったのが印象的だった。
最近まで「Youtube」の東映特撮チャンネルで配信してて全話一気見、結構昔を思い出せたものです。
ウルトラマンあたりは、
初代の活躍をまとめた映画を父がビデオで撮っててずっと見てた。
ので懐古趣味とかに近くなっちゃうのですが、初代ウルトラマンなんかがなじみ深い。
次点でティガからの三部作をリアルタイムで見てたかな。
ゴジラあたりは平成のVSシリーズあたり。…と世代的には云いたいのですが。
これまたベータビデオに録画されてた初代ゴジラが印象に強いのです。
初代ゴジラの印象が、私のゴジラ象=初代ゴジラ、くらい言っても過言でない。
のでシンゴジラなんか見た時には、まさに個人的にはドンピシャの作品でした。
ガメラ、…あたりは作品点数が少ないので大体全部って言っていいかしれない。
ただ、小さき勇者は、…うん、何でもない。
世間的に言えば平成のガメラ2あたりが傑作、なんてされるのをよく見るのではありまする。…が私個人にとてもよく刺さったのはガメラ3邪神覚醒。怪獣と人の関係、未知の者からの静かな浸食、怪獣側から見た人間への情の有無。…なんて所が特に。
後、最近見る機会があって印象的だったものとして。
月光仮面辺り。最近のウルトラマンもあれば、仮面ライダーでも印象の強いのが割と。
見た後で、見た以上の憂鬱に襲われなければ気分転換にもなるのだけれども。
つぎ、アニメ。
…ってなんかこれに至っては、
日本国民として生まれたら、基本的な素養になってしまいかねないような気がしてならないのですが。
一応、自身の中で特に影響強め。…と思われるものを上げてみます。
ガンダム、ここら辺も大体定番、なんて事も往々にしてあるのかしらん?
リアルタイムでならターンエー、SEEDに種死、AGEは飛んで、00あたりは見てた。
Gガン、Wあたりは年代的に幼いレベルで見れてない。
最近は「Youtube」で配信もあってみる機会もあるのが良い所かなと。
勇者ロボシリーズとかならファイバードあたりのおもちゃを持ってました。
勇者ロボシリーズでならジェイデッカー、ガオガイガーあたりが印象強め。
ガオガイガーは…、もう見てくれとしか言えない。いやマジで。
ジェイデッカー辺りは小学生頃位かな? ぽけーっと見ながら味方のロボがやられたり、合体変形に失敗したり、で一体全体なんでそんな事に?
なんて思いながら見てて、実はロボが努力したり、悩んだりしてる事に気づいてからは個人的には一気に印象強くなった、なんていう思い出のある作品。
ただネット上じゃショタが女装したとか、ロボがホモっぽいとか言われてて正直心外。
後、これは私が3Dで動画上げてる分には参考に出来るものかしれないのだけど。
ポピーザぱフォーマー、ガラクタ通りのステインあたりは見てた。
印象には正直残りやすい作風だと思う、ネタとしてかなり際どいかな?
そういえば私め、
なんていう定番中の定番的な長い番組は、映画版とかでない限りあまり印象に残っていない。印象に残ったり、面白いもので多くの方がみている、ってものほど私はあまりよく見ていない節がありまする。…洗い出してて気づきました。…次。
次、漫画。
これは今、私が手元に残してるコミックスとかがそのまま当てはまりまする。
ここら辺は印象云々は言わずもがなかしれません。
てか、永井豪氏の著作ともなると印象が強すぎてどれ読んでも危なそうですね。
後、先のアニメの項でも上げたガンダム関連の漫画がいくつか。
又、特撮の項で上げた仮面ライダー関連の漫画もいくつか。
あとこれは知ってる人どれくらいいるのか、かつ人を選ぶかもしれないものを。
イダタツヒコ氏の誰かがカッコウと啼く、理不尽と世界の裏側と選択。
これも随分と脳髄にこびりついて離れないままです。
して、上記とは印象具合が全然違うのですが、
芦奈野ひとし氏のヨコハマ買い出し紀行、カブのイサキあたりも好印象です。
どちらも、現実にある地名とかが出てきて、幻想的でありながら実生活に近いような、
でも遠くもある。とても身近にありそうな非日常感が印象的に感じています。
漫画はこれくらいに、次。
ラノベ、および小説、他読み物。
読み始めは中学頃。兄にこれが面白いと読まされたのが初めでした。
これもまだ手元にあるもので、偶に引っ張り出すことがありまする。
って言っても今の時代のものでないので、ニッチ扱いを受けかねないのですが、
後で今回の「人、自らにないものはアウトプットできない」、
これを説明するためにもあえて吐き出し切ってみる。
先ずは榊一郎氏のスクラップド・プリンセス、加えてポリフォニカシリーズ全般。
随分と長く読んでて、人と未知の存在なるものの存在との関わり方とか、随分と厳しくも優しく書かれていた、そんな印象です。
して次に、日日日氏著作は虫と眼球シリーズ。
これもラノベ、…なんですけど。表紙と中身のギャップが天と地ほどある作品。
外側の表紙は、色が薄くてやたらデフォルメの利いたかわいいキャラクタの絵柄。
なんですけど中身はグロくて理不尽、神話にインスパイアされたと思われる記述で彩られて、救いはあるけど大変ハードな内容だったので、印象は言わずもがなでした。
ラノベはこんな感じ。ここからは小説、他読み物の類をば。
H・P・ラブクラフト全集。コズミックホラーの定番中の定番。
もちろん手元にあって、ラブクラフトの肖像の目がずっとこちらを見てます。
恐怖する対象の裏に潜むものやいかに、と考えるだけ恐ろしくなってくる。
そんなジャパニーズホラーとされるものに通ずるものを感じさせる著作集です。
個人的には「ダニッチの怪」が好みでする。
後ここからは少し中二病的になってくるのですが。
ダンテ・アリギエーリの神曲。ゲーテのファウスト。新約聖書に旧約聖書。
あとアンブローズ・ビアスは悪魔の辞典。エドガー・アラン・ポーの詩集。
ウィリアム・ゴールディングの蠅の王。
日本のものだと。
幸田露伴、夢野久作、三島由紀夫、柳田国男の著作が挙げられまする。
最近の著作家のもので云うなら、夢枕獏氏の著作が私の肌にはあっている様です。
次、ゲーム。
最近は、…というより何年かという位には、気が荒んで出来なくなってしまったのですが、とりあえず私に影響を与えてないとは言えないはずなので、書き出してみる。
実は4で操作性が変わってしまってからめっきりやらなくなってしまいました。
でもそれまででも、兵器を駆って戦場を飛んでいく爽快感、自らの思い通りに出来る機械兵器、世界観をシリアスに彩る重厚なストーリー展開。ドはまりでした。
次、モンスターハンターシリーズ。いわずと知れたカプコンの名作。
実はこちらも4まで、実質ハンター引退してる。のですが一応。
晩年までずっとガンハンターでした。
後は幼少の頃にやってたマリオ、スターソルジャーズ、カービィと定番のやつ。
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とここまで、大体4400文字くらい。
大体ここまでで、
私が何かしら創作を行おう、という時に影響してくるであろうものを上げてみました。
はてさて、まさかここまで一言一句見逃さずにじっくり読む人なんていたら、相当珍しいかしれません。近年の人間は文字を読むにも重要そうな所を読んで終わる。
(とりま、結論だけ欲しい人は今回の記事の下の方まで(ア)をみて、そうしたあなたですよ。
なんて事が普通かしれませんし、
…私がそもそも珍しいタイプの人間である可能性も捨てきれません。
ただし、何の意味もなく長文をつらつら打ち込んだわけでもありません。
考える処は、ここまでの長文を打ち込む底力となったものは何だったのか? ですよ。
人の人格を作るのは、それまでの記憶でありまする。
そして、人格が吐き出すいわゆる思想や哲学、それの源泉たるやはどこからやってくるのか? それもやはり記憶に他ならないのでありまする。
創作を行わんとする者には、それを下支えする記憶、経験を要する。という事です。
上記では私がただ、私が昔遊んでいた、或いは親しんでいたものを長々と書き連ねただけではあります。が、ただそれだけでも4000文字を軽く超えてしまう位の紹介文にすることができてしまう訳でありまする。
創作したいと思うなら、
私というニート風情が今回書き出したような自身に影響を与えたものをば、
…なんていう経験と記憶だけを書き出しただけでも、長くて読むのも嫌になってしまうような文字の羅列を構成できてしまうような、…それだけのものが必要になる。
と考えるのでありまする。はい、結論までが長すぎて申し訳ありません。ほんと。
それこそ今回のタイトルにつけておいた「人、自らにないものはアウトプットできない」という事を、説明するだけではわからない可能性も踏まえ、実践したらこうなっちゃったんです。なんかごめんなさい。
ただもちろん、創作をやろう。なんて考えた日には、
これだけでも足りない。
なんて事は考えるまでもない事くらいはわかるかと思いまする。
別に私め、創作をするには何があればいいか。を考えてやってみようというだけで、何かしら創作をして飯を食ってるわけでもありませんが。
これから何かしら、創作をやってみたい。
なんて方がいたりしたらば、それを行う前に何か考える必要性がないかと思った方に、少しでもヒントをあげられれば、なんていうのはおこがましいかしれませんが。
そういう事なのです、はい。
大体ここまでの結論をまとめたような名言もこの世には存在しまする。
汝己を知れ。
温故知新。
はたまた。ガンダムの生みの親、
富野由悠季氏もかなり似たような格言を残していたはず、と記憶しておりまする。
では今回はこれくらいで、もうすぐで5500文字行っちゃうので。
少しでも、誰かの、何かしらのヒントになりえますように。
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for bad luck people !!