3Dソフト(Blender とか思い出話。
10年以上前、今34の私も20台の少し前位。
私は学生で、商業デザインを専門に勉学に励んでいました。
その学科では与えられた課題を自身で設計、モデリング、プレゼンの実習を行う授業がありまして、今日は Blender に触れている理由になった様な感もある所です。
私が当時触れていたソフトは3Dモデリング~、とかアニメーションが~、
とかからは割と遠目で、いわゆるCADと呼ばれる類のソフトウェアでした。
設計用の3DCADソフト故、アニメーションの機能はなく。
その時に使ってたソフトとBlender と違うと思ってるのは、
メッシュとは別にレンダリングされない平面を使えて、その平面に頂点や辺を加えて、その平面上から押し出しが出来たりしたのですが、Blenderにはなかったので大変混乱したのも、今ではいい思い出でありまする。
後、このデザインの学科にて学んでいた習慣で、
モデリングをする際の”癖”みたいなものが、私には身についていく訳でありまする。
先ず1つめ。
設計の際には、設計しようとしているもの、
あるいは設計しようとしているものに近いものの資料を徹底的に集める事。
…いわゆる資料集め、これなくしてよい設計ができないと教わりましては、
最近は Blender での設計の際にも資料集めに時間を掛けましたる。
次に2つめ。
3Dモデリングの前に、必ず図面を起こす事。
これは私が所属していた学科が”商業”デザインが専門であった事に由来してる事で。
いわゆる、設計したもののを実際に製品に、という前提があったものと今ではわかるのです。という事は、いわゆるアートの類の様な作ってる際の偶然性や、突発的なデザイン変更を行われるのを排しよう、といった意図があるのだろうと今では思う所です。
実は之のおかげで、なるべく図面を起こした時にはその通りに、その通りに、と何処か脅迫めいた刷り込みを自身に行っているのでは? と思う所がありまする。
最後に3つめ。
作ったものはプレゼンで発表する事。
発表するための資料も、もちろん全て用意する事が前提。
まあ基本、学校の実習という事で当たり前っちゃ当たり前。
とまあ簡単に書き出したものの、本当はこれらだけでないのですが。
大まかな概要がこんな感じを2年間に渡って続けて、自身の血肉とした訳であります。
んで、ここまでの事が自身の身に付いており、
かつ、ここまでの手順でもってようやくモデリングなり、
何かを作ろうとする時の行動としてあらわれてくる訳でありまする。
先の日は Twitter にて。
深夜のモデリング60分一本勝負
等の、早くモデリングを行い公開するタグなんか見てしまうと、
一体何をやったらそんなに早くモデリングできるんだ。
と私の身に付いているモデリング等の手順を守ってしまうと、
どう考えても出来ないのでありまする。
上記手順を簡単に鑑みるにも、60分以内に収められる自信等、
沸く訳がないのです。
そもそも学生の時分ですら、実習の期限は決まっている。
学期の半分、大体1か月半とかの長い時間を使ってようやく一つの設計、
モデリングを行い、プレゼンの実習に使うというサイクルだったため。
課題を1日はおろか、1時間以内で完成させてレンダリングまで完了するとか、
私にとっては完全に未知の世界だったのでありまする。
さらに付記しておくなら、学生の時分だと。
1.資料集めに早くて三日、遅くて1週間位かけ、
なるべく多く、なるべく多彩な資料を集め倒す事。
集めた資料の内のー……、
…なんて吟味は完全に無視、集まったもの全てを資料扱いします。
2.図面を起こす前に、デザイン案をいくつも出し倒す。
この作業でも三日か1週間じっくりやる、
その後の図面は商業デザインの分野では、
この図面の時点でズレてしまっていては大問題になるので、徹底的に正確に描く。
故、ここでも大変な時間をかけ、0.00ミリ単位とか緻密な作業を伴う。
やっぱり1日じゃ終わらない、しかも下書き、清書、データ化も要します。
3.発表するまでにプレゼン用の資料、モデリングを完了したものの画像データ、
及びレンダリングを完了したモデルのイメージデータ等々の出力が完了していなければならないのが最低限の条件。
…。
最後のはPCの性能の話も絡んでくるのですが。
どう考えても不可能です。ありがとうございました。
と、なるのでありまする。
…まじでなんであんな早くできるんだ、と不思議に思わざるを得ない。
とまあ、基本的に私が3Dのソフトを扱うに当たっては、
計画性をもってしっかりやる事が”癖”になっている旨をまとめてみましたる。
…とは言え、ブランクが10年ばかりと長すぎて今度は、
手順を守ってじっくりやっても
ド下手
なんですけどね。
今回はそんな話。
いやまじで私むりなんで、作品見るたびに”いいね”押しちゃう、…ほんとに。
499.
For bad luck Peoples.